1983 Esprit Turbo
Power ２１０ Weight 1200
ホイールがミニライトに変更されていること
以外、特に外見は普通のジウジアーロ
Turboです。
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ターボエスプリについて
「1980年2月にジュネーブショーでターボエスプリはデビュー。
亜鉛メッキされたスチール製バックボーン・フレームに
ジウジアーロデザインのＦＲＰボディが載る。
ミドシップマウントされたエンジンは2147ccツインカム１６バルブで、
シリンダーブロックはアルミ合金製である。
ギャレットＴ０３タービンにて加圧された空気をツインチョーク
デロルト４０φキャブレターに吹き込む方式となっており、
キャブの気化熱で吸気温度を下げる効果があるとされている。
またキャブレターは短めのインテークマニホールドでシリンダーヘッドに
装着されており、スロットルバタフライから吸気バルブまでの距離を最短に
することでターボラグを極力抑える考慮がされている。
ミッションは、シトロエンＳＭ用のものでＳ１から変更はない。
デビュー当時のモデルは、当時F1のメインスポンサーだった
ESSEXオイルのカラーリングで限定100台が生産された。
その後すぐに標準型のタイプの生産となるが
４穴スリーピースから５穴ワンピースのマーレーＢＢＳアルミホイール、
ドライサンプ式からウェットサンプ式に変更された。
85年にはフレーム、フロントサスペンションが変更され
フロントブレーキもベンチディスクに変更される。
86年にはＨＣへ発展しハイコンプレッション化＆ブーストアップに伴い
マーレー鍛造ピストン＋ニカシルコートシリンダライナー、
キャブ４０=>４５φ、インテークマニホールドや冷却水の経路の
見直しなど、その他各部に変更を受けている。
その後ボディはロータスデザインとなり、最後のＶ８モデル
に至るまで進化を続けるが2003年の生産をもってエスプリは生産終了する。
創始者であるコーリンチャップマンは1982年に他界しているので、言わば
ジウジアーロのターボエスプリはコーリンチャップマンが手掛けた最後の
ロードカーといえるのではないだろうか。」
