1. クラッチの切れが悪くて、シフトがどこにも入らない ほとんどのエスプリオーナーが遭遇するこのトラブル 　特に信号待ちなどで周囲の車の迷惑になってしまい、仕方なし　｢ギー!!　ギュー!!｣　とカッコ悪い音を出しながら 　ミッションの健闘を祈りながら無理やり１速に入れたなんていう経験のある方多いのでは。。　 　１速とリバースギアがよくこの現象になるハズです。　それも車がかなり温まっているときに起こりやすいですね。 　ミッションを壊す前に対処方法をいくつか挙げて起きます。 　（１）.シフト操作 　　　　１速に入り難いと分かったら４速に入るか試してください。　多分入ると思います。（入らない人は重症です） 　　　　一旦４速に入れるようにして、入る寸前で１速に入れてみてください。　少し楽に入るかと思います。 　　　　余談ですが１速→２速、２速→３速でシフトが引っかかるようでしたら、ニュートラルの位置で1回　円を描いてから 　　　　入れるとスムーズに入ると思います。　エスプリはミッションからシフトノブまで長いリンクを介して操作しているのでどう 　　　　しても、国産車に比べて引っかかったりしやすいようです。 　（２）.調整 　　　　クラッチのスレーブシリンダーのレリーズフォーク調整スクリューが２２ｍｍにセットされているか確認してください。 　　　　スレーブシリンダーは、エアクリーナーケースからタービン間のホースの下にあります。 　　　　但し２２ｍｍ以下にするとクラッチカバーとフライホイールにダメージを与えるということなので、ノギスなどで計測して 　　　　誤りの無いように注意が必要です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（３）.クラッチホースの交換 　　　　ノーマルのクラッチホースは透明なプラスティックっぽい素材のものなので、ステンメッシュのアールズのホースに交換します。 　　　　熱の影響による膨張を最小限に抑えますし、踏んだ感じがダイレクトになり操作性が向上します。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（４）.熱対策 　　　　また熱対策のためクラッチホースに断熱テープを巻いています。　クラッチホースはエンジンの直ぐ脇を通っているので、 　　　　とてもエンジンの熱の影響を受けやすいです。熱を受ければ当然中のオイルも膨張します。 　　　　「ee-すぷりっと」は、　サーモテック 断熱チューブ　という断熱材を使ってます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　電気配線やラジエターホース等に被せて使用する断熱チューブで耐熱温度は１２００℃です。