ターボエスプリのピストン   　エンジンOHのきっかけとなった１９９８年5月24日の筑波 TOPROシリーズ２ でのエンジンブロー．．．。 　　エンジンを開けて見ると、なんとビックリ！　そこには芸術的オブジェともいうべき 　　ピストンの姿が．．．
バ、バルブが折れてピストンに突き刺さってます。 　 　折れたバルブが燃焼室の中を暴れてピストン 　を突き破ったのでしょう。   　その他にバルブの開けた穴が中央にもう１つ 　あります。 　 　筑波の１コーナー立ち上がりで急に吹け 　ないと思って、後ろを見るとなんと黒煙が 　ボーボー出ており、１ヘアピン手前で止ま 　りました。
ピストンがこの状態ですので当然ヘッドはパー。 　英国に新品のヘッドを発注したら、届いたのは 　Ｓ４のヘッドだったのですが、水周りの加工により 　取り付けできました。 　同型のヘッドはもう無いのかな？			この際だからピストンはマーレーの鍛造にしたかった 　　のですが、たいへん高価なため妥協し元の鋳造品 　　のピストンに交換しました。
良く見るとピストンのスカート部分にうっすらと 　筋が見えます。 　この車のＯＨ時期(生産されて約15年)　 　としては、適頃だったのかもしれません。 　 　エンジンOHということで以下のようなメニュー 　でした。 　　シリンダーヘッドAssy交換 　　カムハウジング交換 　　ピストン＆ライナー交換 　　IN＆EXバルブ交換 　　カムフロアー交換 　　カムシャフト交換 　　ピストンリング交換 　　コンロッド交換 　　タイミングベルト交換 　　ヘッドボルト交換 　　オイルポンプローター交換 　　クランクシャフト研磨 　　メタル交換
皆さん回し過ぎにはくれぐれもご注意を。　　あまり熱くならないように。